買物困難者は824万人
最寄りの食料品店まで500メートル以上離れ、車の運転免許を持たない人を買い物弱者というそうです。2018年6月8日農林水産省の発表によると、日本全国の買物弱者数は2015年時点で推計824万人に上り、10年前の調査から147万人増加しています。今後は、高齢者人口が多く、地縁も薄い都市部で深刻化するとの見方が強まっています。
買物環境の影響
1)高齢者の外出頻度の低下による
会話の減少や生きがいの喪失
2)商店までの距離が遠くなること
による転倒・事故リスクの増大。
特に愛知県は高齢者の交通事故
が全国で一位
3)食品摂取の低栄養化およびこれ
による医療費や介護費の増加
健康は食事から
買い物が困難になることで、炊事が面倒になり、栄養不足になるという状況があります。高齢者の栄養不足は、要支援・要介護の危険が高くなったり、要介護者が悪化する理由にもなっています。
買物問題は、高齢者の健康を脅かす大きな原因となっています。