お買い物代行こみみケーションです。
今回は、女性で88歳で1人暮らしのお客様のお話しです。
ご高齢ですが、3ヶ月1回のペースで通院しているくらいで介護認定は受けていません。足腰もしっかりしており、大きな病気もしていないようです。
買い物については、スーパーまでは少し離れていますので、バスを使って通っています。散歩を兼ねてできるだけ出かけるようにしているそうです。
重い物を買うときはタクシーを使いますが、片道1,000円かからないくらいでしょうか。
日用雑貨については5,000円以上買うと配達をしてくれるお店からまとめ買いをしています。
75歳までご商売をやられてたのでとても饒舌です。お友達も多く、知らない人にも気軽に声を掛けられるような方です。小さな困り事などは知り合いが何とかしてくれそうです。
今回、このようなお客様からオファーをいただきました。何も困ってなさそうですが、お客様のニーズは「話し相手が欲しい」ということでした。
これにはちょっと驚きました。
話し相手は、たくさんいるはずなのに…
はっきりとした理由はおっしゃられなかったですが、それなりに理解はできました。
名古屋市内に娘さんが１人いるのですが、娘さん家族とちょっとしたトラブルがあってから疎遠になっているとのことでした。「娘には何も頼めない」とのこと。
お友達はたくさんいますが、 心を許せる間柄の方は少ないのかもしれません。誰でも彼でもいいわけではないということでしょう。
お客様の厳しい面接をクリアし、サービスを開始することになりました。
すべての買い物を請け負うのは健康のためにもよろしくないので、細かな物は今まで通り散歩を兼ねてご自身で行っていただき、重いものや買いだめをしたいものがある時に当社をご利用いただくことにしました。サービス料は都度払いです。
健康の秘訣は「気心知れた人とのおしゃべり」とおっしゃってたのが印象的でした。
よくお出掛けをされるようですが、用事があるから出掛けるのではなく、誰かと話しをするために出掛けるようです。
お出掛けは適度な運動にもなりますし、人との会話は頭も使いますので認知症予防にもつながります。
思わず納得してしましました。
今は、1日置きくらいにお電話があります。「今からお友達と買い物行ってきます」など日常的な出来事を連絡くださいます。いつでもお話し相手になりますのでお気軽にどうぞ！
